ゴルフ界で最も正確なデータを提供する弾道計測器」として有名な「トラックマン」。多くのプロゴルファーが練習用に選ぶその秘密とは一体何なのでしょうか?本記事では、トラックマンがどのような弾道計測器であるか、なぜ多くのプロゴルファーが愛用するのか、またその特徴や使い方などについて詳しく解説します。

トラックマンとは?

トラックマンのコンプリートパフォーマンスソリューション

トラックマンは、高精度のレーダー技術と高速カメラを組み合わせた、世界で最も正確なゴルフ弾道計測器の一つです。

その高精度なデータ計測により、スイングの改善やゴルフクラブのフィッティングに役立ち、プレイヤーの成績向上に大きく貢献しているからこそ、多くのPGAプロがトラックマンを選び、また世界中のゴルフ業界で高い評価を受けています。

トラックマンの主な特徴としては、以下のような点が挙げられます。

精度の高いデータ計測が可能

トラックマンの機能説明イメージ

TrackMan4は、デュアル・レーダー・システムにより、スイング全体を通してボールとクラブをトラッキングします。これにより、スピン率、打ち出し角度、ボールスピードなどの主要な指標をより正確に測定することができます。

幅広い種類のデータが計測可能

トラックマンで計測きるデータ例

TrackManは、各ショットについて、クラブヘッドスピード、ボールスピード、打ち出し角、スピン量、キャリーディスタンスなど、幅広いデータを提供します。この包括的なデータセットにより、ゴルファーやコーチは、改善すべき点をピンポイントで指摘し、データ主導でゲームに関する決定を下すことができます。

柔軟なカスタマイズ設定

トラックマンのキャリーや弾道系データの例

TrackManでは、個々のニーズや好みに応じて、設定をカスタマイズすることができます。これには、トラッキングするデータの範囲の調整、レンジでの仮想ターゲットの設定、独自のレポートや分析の作成が含まれます。

リアルタイムのフィードバック

トラックマンで着弾点を分析する際のデータ例

TrackManは、すべてのショットでリアルタイムでデータを計測し、その結果をすぐに表示することができます。このため、プレイヤーは瞬時にショットの問題点を特定し、修正することができます。

トレーニング&プラクティスツール

トラックマンの練習モードの画像

TrackManには、ゴルフのスキルアップを支援するための様々なトレーニング・練習ツールが搭載されています。シミュレーションゴルフ機能では世界中の有名コースでラウンドプレイができたり、ショット分析ツールでは、トップ・コーチやプレーヤーが開発したトレーニング・プログラムなどが利用できます。

トラックマンで測定できるデータ

トラックマンは、40項目以上のデータを計測することができます。ここではその一部を紹介させていただきます。

ボールデータ

トラックマンのボールデータ測定イメージ

ボールの初速、スピン量、打ち出し角度、飛距離、ピーク高度、飛距離のピーク到達地点、着地角度など、ゴルフでボールを打った際のボールに関するデータが正確に計測できます。

クラブデータ

トラックマンのスイング分析データ画像

クラブのヘッドスピード、スイングパス、フェース角度、クラブ軌道、バックスイングとフォロースルーのタイミングなどのデータが正確に計測できます。

ボールデータとクラブデータを組み合わせてスイングを正確に定量分析

トラックマンのショット分析画像

ボールデータとクラブデータを組み合わせて把握することで、スイングの問題点を特定し、修正することができます。さらに、自分自身の番手毎にこれらのデータを正確に把握することで、より効果的なクラブの選択やコースマネジメントができるようになります。

多様で正確なデータが計測できる理由

トラックマンのテクノロジーイメージ

トラックマン4に搭載されたレーダー技術は、微小な移動量も検知することができ、スイングやボールの飛び方のデータを高精度で計測することができます。レーダー技術は、ボールが飛び出した瞬間から着地する瞬間までのデータを計測するため、ボールの軌道や飛距離などを正確に測定することができます。また、クラブの軌道や衝突時のデータも計測することができます。

トラックマンのレーダー計測イメージ

トラックマン4のレーダー技術は、高周波数の電波を発信して、それがボールやクラブに当たったときに反射される電波を受信することで、ボールやクラブの位置、速度、軌道を計測します。この技術によって、トラックマン4は非常に正確なデータを計測することができます。

トラックマンを愛用しているプロゴルファー

トラックマンのイメージ

トラックマンを利用しているプロゴルファーは非常に多く、世界的なトッププレイヤーから、若手の有望株まで幅広い層が使用しています。そのため、特に有名なプロゴルファーを挙げるのは難しいですが、以下は代表的なプロゴルファーの一例として紹介します。

ローリー・マキロイ

マキロイとトラックマン

マキロイはPGAツアーで最も成功した選手の一人で、彼は数年前からTrackManテクノロジーを使用して、データに基づいてプレイを分析していることでも知られています。

引用元: https://twitter.com/TrackManGolf/status/1138321443987570688

ダスティン・ジョンソン

ダスティジョンソンがトラックマンを使って練習する画像

2016年の全米オープン優勝者で、世界ランキング1位にもなった実績を持つプロゴルファーです。彼はトラックマンを使い、スイングの改善に取り組んでいます。

ジョーダン・スピース

ジョーダンスピースとトラックマン

2015年に全米オープン、全英オープン、マスターズの3大会を制覇し、「グランドスラム」を達成したことで有名なプロゴルファーです。彼はトラックマンを利用し、練習やスイングの改善に取り組んでいます。

引用元: https://blog.trackmangolf.com/insights-from-jordan-spieth/

なぜトラックマンを使って練習した方が良いか

感覚にだけに頼る非効率な練習から卒業できる

「クラブの芯に当たったナイススイングだと思ったのに、思ったよりもとんでもない、逆玉になっている、狙ったところにボールが届いていない・・・」

ゴルフをプレイしていると、よくそんな経験があると思います。

ゴルフがイメージ通りいかない状態の説明画像

ゴルフを練習する上で、感覚だけに頼る練習は、ミスや改善点の原因を特定することが難しく、改善にも時間がかかってしまいます。しかし、トラックマンを使うことで、正確にデータを把握して練習することができます。これにより、ミスや改善点の原因を正確に特定することができ、短期間で改善することが可能となります。

例えば、ドライバーでボールを飛ばす時に、感覚だけで打っていると、どの程度飛距離が出ているか、どの方向にボールが進んでいるかがわかりにくくなってしまいます。しかし、弾道計測器を使えば、飛距離や方向はもちろん、球のスピン量や打ち出し角度、打球速度など、多くのデータを正確に把握することができます。

これらのデータを分析することで、自分のスイングの弱点や改善点を正確に把握することができます。そして、改善点を修正するための練習を行うことで、短期間で成長することができるのです。つまり、弾道計測器を使った練習は、感覚だけに頼る練習に比べて、練習効率が飛躍的に上がるということができます。

事例紹介: トラックマンを使ってスイングが改善された

ここからは実際にトラックマンを使ってスイングが大きく改善した事例を紹介していきます。

何を隠そう、この記事を書いている私自身が、トラックマンを使うことで自分一人では気がつかなかったスイングの癖を知ることができ、スコアを大幅に改善するきっかけを作ることができました。

私は元々、以下の図のように左に極端に曲がってしまう俗に言う「チーピン」に悩まされていました。狙った方向よりも左に約40ヤードくらいずれてしまうことが多く、スコアを向上するにはどうしても改善したい点でした。

トラックマンの改善事例説明画像 - 改善前の状態

図を見てもわかるように、たまの打ち出しも左になっているので、クラブのフェースが閉じてることに加えて、スイングがアウドサイドインになっていることが問題だと思い、頑張ってスイングがインサイド軌道になるように練習を繰り返していましたが、一向に改善する気配がありませんでした。

そこでトラックマンを利用して自分のスイングを分析してみると、下記の図の通り、スイング自体はインサイド軌道ににすでになっていて、問題はクラブのフェース面がかなり被ってボールに当たっていたため、「チーピン」になっていることがわかりました。

よく考えればすぐにわかりそうなことでも、感覚だけに頼って間違った原因分析の結果、無駄な練習を繰り返していたことに私は非常に後悔しました。

以降、トラックマンを使って練習することで、クラブがどうやってボールにあたり結果としてどんな弾道を描くのか、毎回のショットで把握することで自分の癖やよく出るミスを把握して、スイングの改善に取り組むことができ、ゴルフボールを狙った弾道で打てるようなりスコアを大幅に向上することができました。

トラックマンの改善事例説明画像 - 改善後

個人的には、トラックマンがなければ、今回ご紹介した私のスイングの問題にはおそらくさらに長い間気がつかず、間違った練習を続けていたと思います。

トラックマンが正確に現状分析してくれることで、問題を正確に把握することで、限られた時間の中で、狙った成果の出る練習が行えるようになったと思います。

あくまでも私個人の体験談となりますが、参考にしていただけると幸いです。

トラックマンはどこで利用できるの?

トラックマンを利用したいと思ったら、まずはトラックマンが導入されている施設を探す必要があります。トラックマンを利用できる施設の探し方を紹介します。

​​Google Mapで検索

Google Mapでトラックマン練習像を探してみた画像

トラックマンを利用できる施設を探すために、まずはGoogle Mapで検索してみると良いと思います。Google Mapで「トラックマン  練習場」と入力すると、トラックマンを導入しているゴルフ練習場やシミュレーター施設などが出てきます。自宅や勤務先の近くの施設や、行ってみたい施設をピックアップしてみましょう。

ただし、たまにトラックマンが導入されていないのに、検索結果に表示されてくる練習場もあるので注意が必要です。Google Mapの口コミ等をみて、本当にトラックマンが導入されているか施設なのか確認することをお勧めします。

Google Mapで確認できるトラックマンが練習できる施設の一例はこちら

https://goo.gl/maps/xsDd3cureGc56TRg8

トラックマン公式サイトで検索

公式サイトでトラックマン練習場を探す画像

トラックマン公式サイトでも、トラックマンが導入されている施設を検索することができます。公式サイトの「ロケーター」ページにアクセスし、地域や施設タイプなどから検索することができます。

ただし、基本的には海外製品なので、公式サイトは基本英語ベースになっており、施設を探すには、世界地図から日本に絞る必要があります。

公式サイトから施設を探す場合のページはこちら

https://www.trackman.com/ja/locator

トラックマンが利用できる施設を探す上での注意点

レンジとシミュレーターでは計測できるデータが違う

トラックマンレンジとトラックマンシミュレーターは、トラックマンが提供するゴルフ練習用のシステムであり、その機能や用途に違いがあります。

トラックマンレンジ

TrackMan Rangeの説明画像

屋外の練習場での利用を前提に開発されたシステムで、弾道計測器と連携して、打球の飛距離や方向、スピン量、打球角度などのボールデータをリアルタイムで計測・表示します。また、スマートフォンやタブレットなどにインストールした専用アプリを通じて、クラブデータの履歴や分析、練習計画の作成なども可能です。

トラックマンシミュレーター

屋内のシミュレータールームでの利用を前提に開発されたシステムで、トラックマン4などの弾道計測器と組み合わせて、実際のゴルフ場のコースやシミュレーションコースでのプレイを再現します。シミュレーター画面には、打球の軌道や着地点、グリーン上のパットのラインなどがリアルタイムで表示され、プレイヤーは実際のゴルフ場でプレイしているかのような臨場感を味わうことができます。

レンジとシミュレーター、どっちが良いの?

トラックマンレンジは開放的な屋外の環境で自分の目で弾道を確認しつつ計測されたデータを基に練習できる点が魅力です。一方で、レンジでは、ローポイントやダイナミックロフト等のクラブデータや、細かいボールデータが取得できないのが、デメリットになります。

一方、トラックマンシミュレーターは、室内での練習になりますが、トラックマンで分析できる全てのデータが取得できるため、より正確で定量的な練習を行うことができます。

飛距離や弾道だけを測りたいならレンジで十分ですし、細かい数値までしっかりと把握して練習されたい方にはトラックマンシミュレーターが利用できる施設を選ぶことをお勧めします。

トラックマンで計測できる各種数値を意味を説明できるスタッフがいる施設が望ましい

トラックマンが導入された施設で練習する際、トラックマンが計測するデータは非常に多岐にわたりますが、各種データを正確に理解するには一定の知識が必要となります。

例えば、「ローポイント」と言うスイングアーチの最下点を意味する指標がトラックマンでは計測することができます。

ローポイントのイメージ

ローポイントはトラックマンでは、以下の二つの画像のように、インパクトの前(B)と後(A)で表されます。

トラックマンのローポイントの計測データ。ローポイントがAの場合
トラックマンのローポイントの計測データ。ローポイントがBの場合

基本的にはBの場合は、スイングの最下点がボールの前になっており、アッパーブローになっていることを示し、Aの場合はダウンブローになっていることを示します。

また多くのゴルファーが、特にアイアンではダウンブローでスイングしたいと思うことが多いですが、1.0Aで良いのか、上記の図のように4.8Aで良いのか、慣れていない方ではわからないことがあったりします。(ちなみにプロゴルファはー8 ~ 11Aになる人が多いようです。)

トラックマンで計測できる数値を説明するスタッフの画像

このように、トラックマンで計測されるデータがどのような意味を持ち、自分のスイングにどのように影響を与えるのかを理解することが必要です。そのため、施設によっては、トラックマンのデータに詳しいスタッフが常駐している場合があります。

千葉県流山市にある「NERD GOLF」では、上記の画像のように店舗スタッフがトラックマンで計測でいる各種数値を説明してくれます。

こうしたスタッフのサポートを受けることで、自分のスイングに対する詳細な分析が可能となります。自分のスイングについて正確なデータを得ることで、改善点を明確に把握し、より効果的な練習ができるようになるでしょう。また、スタッフからアドバイスを受けることで、練習の方向性を明確にすることができますので、施設を選ぶ際に考慮する点の一つとすると良いでしょう。

トラックマンとは?まとめ

いかがでしたでしょうか?トラックマンは、ゴルフ界で最も正確な弾道計測器の一つであり、多くのプロゴルファーが練習用に選んでいる理由が少しでもご理解いただけたら幸いです。トラックマンを使うことで、自分のショットのデータを正確に把握し、改善点を見つけることができます。また、トラックマンはプロゴルファーだけでなく、アマチュアゴルファーやインストラクターにも広く使われており、その効果は確実に実証されています。ゴルフをより効率的に上達させるために、トラックマンを活用してみることをおすすめします!

トラックマンで練習したいならぜひNERD GOLFで!

トラックマンが「1時間 3300円〜」ご利用いただけます

NERD GOLFのサービスイメージ

千葉県で唯一のトラックマンを時間貸ししている室内ゴルフ練習場「NERD GOLF」をご存知ですか?

NERD GOLFでは、最新鋭のトラックマン4が1時間3300円(税込)から利用可能です。

最大3人で同時に利用できるため、お友達や家族と一緒に練習することができます。

また、トラックマン認定士の資格を持ったスタッフがトラックマンで分析できる各種数値を細かく説明してくれ、一緒に理想的なスイングを目指すことができます。

ツアープロも練習に利用するトラックマンで、自分のスイングを徹底的に分析してみませんか?NERD GOLFでゴルフの新しい世界を体験してください!

NERD GOLFの公式ホームページはこちら

NERD GOLFを月刊のゴルフ専門誌「GOLF TODAY(ゴルフ トゥデイ)」で取り上げていただきました!

「GOLF TODAY」2022年9月号、インドアゴルフ練習場の特集にて、都内の室内ゴルフ練習場が紹介されてる中、千葉県で唯一取り上げていただきました

NERD GOLFがGOLF TODAYに紹介された時の表紙
NERD GOLFがGOLF TODAYのインドアゴルフ練習場特集に紹介されたページ1
NERD GOLFがGOLF TODAYのインドアゴルフ練習場特集に紹介されたページ2

インドア施設のほどんどがメンバー制なのに対し、こちらでは誰でも時間単位で打席利用ができる。トラックマンやGCクアッドといったプロモ使用する正確なデータ計測が可能なアイテムを手軽に試せるのがいい。工房やショップとしての機能もあり、クラブ購入にともなうフィッテイングは無料で受けられるのも魅力。

https://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=12462

NERD GOLFでのトラックマン打席利用は事前予約も可能です!予め練習場の確保をされたい方や、レッスンを受けたい方は、事前予約をオススメいたします。

事前予約はこちらから

https://airrsv.net/NERDGOLF/calendar