「あと20ヤード飛ばしたい」
「パー5で2オンを狙ってみたい」
ゴルファーなら誰もが飛距離を伸ばしたいと願い、日々ドライバーショットを練習する人も多いはず。
しかし、いくら練習しても、なかなか伸びない自分のヘッドスピードに限界を感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、有名プロゴルファーも使用している飛距離アップ練習器具「Super Speed Golf Speed Stick Pro」を検証し、ヘッドスピードアップのために必要な使用方法をレビューします。
記事の中では練習の効果を最大限に引き出すための方法も紹介しています。
パターマット「Wellputt Stroke Master」と同じく、NERD GOLFの辻本店長に飛距離アップの実践的な練習方法をお聞きしたのでぜひ最後までご覧ください。
Wellputt Stroke Masterのレビュー記事はこちら
【Wellputt Stroke Masterレビュー】パター練習の質が変わる高機能パターマットを徹底解説|ブログ|NERD GOLF | SHOP・工房一体型インドアゴルフ練習場
この記事の監修者:NERD GOLF 店長 辻本氏

「飛距離はゴルフを優位に進めるための原点であり、最も重要な武器の一つ。プロゴルファーもこだわった練習をしているので、皆さんもぜひ参考にしてください」(辻本)
【プロフィール】
これまで1万人以上のゴルファーを診断し、悩みを解決してきたインドアゴルフ「NERD GOLF」の店長。フィッター兼クラフトマンとして過去に表彰を受けたほか、あらゆるゴルファーのスイングタイプに精通し、レベルアップに貢献してきた実績を持つ。
話題の飛距離アップ練習器具「Super Speed Golf Speed Stick Pro」とは?

「Super Speed Golf Speed Stick Pro(スーパースピードゴルフスティックプロ。以下、Speed Stick Pro)」は、国内外のツアープロも使用する飛ばしのポテンシャルを引き出す飛距離アップ用トレーニング器具です。
見た目はシンプルな形状ですが、ヘッドスピードアップを実現するための工夫が随所に凝らされています。
主な特長
- 空力特性が最適化されたヘッド

先端には交換可能なウェイトが付いたヘッドが装着済み。
空気抵抗を減らし、切り返しをスムーズにサポートしてくれるほか、地面に当たっても振り抜ける形状となっています。
- 「タメとリリース」が体得できる専用シャフト

45インチのシャフトには、スイング最適化のためのロードゾーン(上部)とトルクゾーン(先端寄り)が設計されています。
スイング時のタメが意識しやすく、リリース感とねじれを体感しながら飛ばしのスイングを習得できます。
- 理想的な握りが習得しやすいグリップ

市販の製品よりも太めに設定されたグリップです。
適度な握力と腕の使い方が自然と身につき、体幹を使ったスイングを習得できる設計となっています。
- ヘッドのウェイト(重り)交換が可能

各シャフトの重量を変えられるウェイトも付属されています。ウェイトの重さを組み合わせることでスイングの負荷を段階的に調整でき、体格や性別ごとに自分に合ったスイング練習ができます。
- 使用者別おすすめ設定
使用者タイプ | 推奨ウェイト | ドライバーのスペック |
一般男性 | 40g | ・45~46インチ・総重量310~340g・D2~D5 |
シニア・軽量ドライバーを使用する男性 | 30g | ・45~46インチ・総重量290~315g・D0~D4 |
ジュニア・女性 | 20g | ・43~45インチ・総重量280~295g・C6~D2 |
製品仕様
セット内容 | 練習クラブ3本 ・軽量(グリーン) ・中量(ブルー) ・重量(レッド) 可変ウェイト(交換用レンチ付き)・20g×3・30g×3・40g×3・88g×1 |
長さ | 各45インチ |
価格 | ¥39,800(税込) |

Speed Stick Proで飛距離が伸びる3つの秘密

スティックは3種類用意されており、それぞれで重量が異なります。
このスティックを振るだけでなぜヘッドスピードが上がるのでしょうか?
1万人以上のゴルファーを診断してきたフィッター兼NERD GOLFの辻本店長に、このスティックの秘密をお聞きしました。
秘密① 脳のリミッターを外す「オーバースピードトレーニング」
「人間は無意識のうちに、怪我をしないよう力の出し方を制御しています。これがヘッドスピードの『リミッター』となります。Speed Stick Proは軽いシャフトから段々と重いスティックへと移行して振ることにより、脳と体にもっと速く振れるという新しい感覚を覚え込ませるのです」(辻本店長)
つまり、素振りを繰り返して負荷をかけ続けることで身体のリミッターを外していく。これが科学的なスピードアップにつながる正体だと辻本店長は分析します。
秘密② 最適なグリッププレッシャーで素振りができる「太グリップ」
「飛距離が出ない人の多くは、手だけで速く振ろうとしているんです」(辻本店長)
太いグリップは意図的に小手先の動きを封じる役目となります。軽めのスティックは腕だけで振れたとしても、重いスティックになると手先だけでは到底振り切れません。
太いグリップで握る力が強くなりすぎず、体幹によるスイングが自然と身につきます。
秘密③ 段階的な負荷をかけ筋肉を呼び覚ます「ウェイト交換」
「軽いスティックを振った後に、普段使っているドライバーを振ると驚くほど軽く感じるうえ、スイングのキレが変わるのを実感できるはずです」(辻本店長)
軽いスティックで「速く」振り、重いスティックで「全身」を使う動作を練習することで、素振りに必要な筋肉を意識して使うことになります。
重いスティックから軽いスティックに戻したときに軽く感じるなど、スイングに必要な筋肉が刺激される効果で、スティックがより速く振れることが実感できるはずです。
【体験談】Speed Stick Proを使って感じたメリットと注意点

続いては、実際に3種類のSpeed Stick Proを使用して感じた特長をご紹介します。
ヘッドスピードの変化を確認するために、NERD GOLFにあるTrackman(トラックマン)を使用しました。
メリット①自分に合うシャフト重量の基準がわかる
まず、軽いスティックは気持ちよく振れても重くなるとみるみるうちにスピードが落ちます。これは全身が使えていないこともありますが、自分が振れる重量の限界もわかりました。
重さを選択できることにより自分に合うシャフト重量もわかるなど、最適な重さの判断基準にもなります。
メリット②即効性がある
辻本店長からは全力で振ることをアドバイスされました。なぜなら体力がない人ほど数回振っただけで疲れるため、余計な力が入りづらくなるからということでした。
振っていくうちに明らかに体の動きが変わることがわかります。加えて、ヘッドスピードが徐々に上がっていくことを実感しました。飛距離アップに向けて体が変化している傾向であり、短時間で身体の使い方が身についている証拠だと辻本店長は話してくれました。
メリット③スイングチェックに最適
付属の一番重いウェイト(88g)を装着して振ると、手打ち癖がある人はクラブに振られてしまいます。
重いウェイトを使うと自分が体幹でスイングできているかのチェックもでき、振られるのではなく、「振る感覚」がチェックできます。
辻本店長も「これはスイングの違いを教えやすい練習器具です!」と絶賛していました。
【辻本店長おすすめドリル】せっかくなら正しく使おう!Speed Stick Proを使った素振り術

上手にスティック練習を続けることで、ヘッドスピードが速くなるとわかっていても、無理に振り続けるとスイングが崩れる原因にもなりかねません。
そこで、辻本店長に効果を引き出すための有効な練習方法をお聞きしました。
【基本のトレーニング】
「基本的には軽いスティックから振り、徐々に重くしていくほうが効果が出やすいでしょう。軽いスティックで限界まで速く振りつつ、重いスティックでもスピードが維持できるまで練習を続けることでスピードアップを実感できます」(辻本店長)
意識する点は3つある
①全身で大きく振ることを意識する
手打ちにならないように、全身で振る感覚を覚えることが重要です。特に重いスティックを振る際は足の力を使い、フィニッシュまで大きく振り切ることを意識してください。小さなトップでは絶対にスピードは出ません。
②力みは最大の敵と知る
全力で振ることが大切ですが、必要以上に力んではいけません。ヘッドを走らせる感覚を身につけることを目指し、手首の柔らかさも意識してください。太いグリップを強く握りしめるのではなく、すっぽ抜けない程度のグリップ力で体全体でクラブをしならせる意識を持ちましょう。
③最重量ウェイトは振るのではなく振られないことを意識する
付属の中で最も重いウェイト(88g)を使うときは、スピードを出すよりも振ることを意識してください。重さに負けず、スイング軸を保ったまま振り切れば体幹も鍛えられ、その結果スイングが格段に安定します。
手で振っている人は癖がついているため、振る意識でいても実際にはクラブに振られがちです。重いウェイトを使うときは、自分が正しく体を使えているかどうかのバロメーターにしてください。
Speed Stick Proの購入前に確認したいポイント(Q&A)
Q. 練習には測定器は必要?
A.ヘッドスピードを測定できる機器があったほうがより精度の高い測定ができます。ただし、無くても「ビュン!」といったスイング時の音でも違いを感じられるため、速く振れたかどうかの判断は可能です。
Q. グリップの太さが気になります。
A.グリップがある程度太いことで、手をこねるなどの小手先でクラブを操作する癖が減ります。全身を使ったスイングを身につけるためには標準のまま使用したほうが効果が出ますが、どうしても合わない場合はグリップ交換も検討してみてください。(NERD GOLFでも交換の相談を受け付けています)
Q. 自宅でも使えますか?
A. 天井の高さや周囲に物がないかなど、安全なスペースを確保できれば十分使用できます(参考寸法:幅3m×高さ3m×奥行き5.5m)。練習場やインドアゴルフ施設では、ウォーミングアップとして使用することもできます。
※使用する際は周囲の安全に十分気をつけてください。
Q.ほかにもおすすめの練習方法を知りたい
A. Speed Stick Proにはスマホ対応のアプリがあります。さまざまなトレーニングメニューが用意されているので、飽きることなく楽しみながら練習を続けられます。※アプリ内課金あり
まとめ:Speed Stick Proで今まで以上の飛ばしを目指そう!
Speed Stick Proはほかの素振り棒とは異なり、科学的に考えられた飛距離アップに特化したトレーニング器具だと感じました。
空気抵抗を考えた形状やウェイト交換が可能な点など、スピードアップに効果のある設計が随所に盛り込まれています。
今まで自己流の練習で飛距離が伸び悩んでいた方や、より効率よくスイングスピードを上げたい人は、プロも使用する「Speed Stick Pro」をぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
Speed Stick Proの購入はこちらから
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NERD GOLFではSpeed Stick Proを今すぐ体験できます!

ヘッドスピードアップに欠かせないトレーニング器具として、Speed Stick Proは国内外のプロゴルファーから高い評価を得ています。
そんなSpeed Stick Proが、NERD GOLFなら今すぐにでも体験可能です!
インドアゴルフスタジオ「NERD GOLF」では、高精度の弾道計測器「Trackman(トラックマン)」や「GCQuad(ジーシークワッド)」を完備。
座席予約をするだけで、TrackmanとSpeed Stick Proを使ったヘッドスピードアップトレーニングが可能です!
会員登録は必要なし!
Trackman完備の打席が、1時間3,300円(税込)で使い放題です!
予約プランでは、経験豊かな辻本店長のレッスン(別途有料)も受けられます。
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