「練習に行きたいけど、時間が取れない」
「効率よく練習したい」
このようにお悩みの方は、自宅で練習できる環境を作ってみてはいかがでしょうか。
自宅で練習すれば、初期費用だけでランニングコストはほぼかからず、好きな時間に練習ができます。
この記事では、
- 自宅で練習したい人
- 自宅に練習環境を整えたい人
- 練習器具や器具の種類を知りたい人
上記に興味があり、自宅での練習方法や練習器具の種類、練習環境を作る方法について解説します。
自宅でのゴルフ練習の意義とメリット
打ちっぱなしでのメリットは、開放感のある広いレンジで練習できることです。
しかし、利用時間帯によっては待ち時間が発生するため、時間を有効に使うことができません。
その点自宅では、練習場のような広さは望めませんが、待ち時間がなくストレスを感じずに練習ができます。
自宅で練習するときのメリット
- 手軽さと利便性
- 安心して練習できる場所
- 時間の柔軟性
- 天候に左右されない
- トータルコストを抑えられる
- 充実した設備での練習の可能性
打ちっぱなしにはないメリットを解説します。
手軽さと利便性に優れる
自宅で練習するメリットのひとつに、いつでも練習できる環境が挙げられます。
移動時間が0分、服を着替える必要もなく、部屋着やスウェットといった身軽な恰好で練習ができます。また、移動の際に道具を積みかえずに練習に移れる手軽さも自宅ならではの特長です。クラブの出し入れや、車へと乗せ換えにかかる時間も、自宅練習では省略できます。
安心して練習ができる
自宅だと誰の邪魔もなく、安心して練習ができます。
周りに人がいないため、周囲に気を配る必要がありません。自分のショットを見られることもないし、周囲の会話が気になるといったこともないため、集中して練習ができます。
一人で黙々と練習したい人には、おすすめの環境といえるでしょう。
時間に柔軟性をもって練習できる
練習場の営業時間を気にする必要がないため、時間を有効に使えます。
仕事や予定が重なったときに営業時間がギリギリだと、練習意欲も失いかねません。その点自宅だと、24時間練習できる環境が整っているので、自分のペースで動けます。
「思いついたときにすぐ練習したい」「時間を有効に使いたい」など、自宅では時間に柔軟性をもって練習に望めます。
天候に左右されない環境で練習できる
自宅練習だと、天候に左右されることがありません。
雨に濡れることも台風で練習場がクローズになることもないので、安心して練習に望めます。また、エアコンが完備されている屋内だと寒さや暑さの影響も受けないので、快適な環境下で練習ができます。
トータルコストを抑えられる
交通費や練習代といったランニングコストがほとんど必要ありません。
もちろん、練習環境を設置する際のネットやボール、マットなどの初期費用は必要です。しかし設置後は、電気代や消耗品、修繕費を除けば練習代を考えなくても済みます。
修繕費もあらかじめ月々のコストに組み入れておけば、費用も分散できます。
設備の充実度で上達する可能性が変わる
自宅では設備の充実度により、練習プランを幅広く組み立てられます。
スペースを広く取れる場合は、ネットや弾道計測器の活用することで、飛距離の把握やスイング改善など本格的な練習が可能です。スペースが取れない場合でも、パターマットやアプローチといったショートゲームの練習ができます。
スペースを活用すればさまざまな設備を整えられ、本格的な設備になるほど、上達できる環境に変えていけることが可能です。
自宅でできるレベル別のゴルフ練習方法
練習方法は、ゴルフの腕前によって人それぞれ違います。
以下、自宅で行える練習法の例を初心者と上級者とで分けてみました。
- 初心者向け練習方法
- 上級者向け練習方法
練習方法がどのように変わるかにも注目してください。
初心者向け練習方法
初心者の場合は、基本を身につけるための練習が必要です。
自宅で練習する際は素振り練習を意識することと、打ちっぱなしではできないパッティングを重視した練習をおすすめします。
素振りとタオルを用いたスイング
簡単にできる練習法としてタオルを使った素振りが挙げられます。
素振りではボールに対して意識が向かないため、スイングのみに集中できます。
タオルを使うメリットは、その柔らかさで首に巻き付くように振れるので、ヘッドが走る効果を感じられることです。反復練習を行えばシャフトのしなりも意識でき、スイングも一定のリズムで振れるようになります。
パターマットを使ったパターの練習
自宅スペースを有効活用する方法として、パターマットでの練習もおすすめです。
初心者はパッティングが安定しないため、ラウンド中は3パットも多くなる傾向にあります。パター練習で距離感と方向性が定まれば3パットを減らせ、少なくても5〜10打はスコアも縮まります。
練習では、ストロークを安定させる練習をしてみてください。例えば、1mの短い距離を10球連続入るまで練習をやめないといった方法も効果があります。目標を意識すれば、集中してパッティングにも取り組めるので、継続すれば自然とパッティング技術も上達します。
上級者向け練習方法
上級者が練習で心掛けている点はいろいろありますが、チェックすべきポイントは「ショット精度をいかに安定させるか」だといえます。
スイング調整に必要な器具と修正方法
ボールが左右にバラつくなど、ショットが乱れてしまう原因のひとつにはタイミングが関係してきます。
タイミングを調整したいときには、以下の器具をおすすめします。
ダイヤスイングVS スイング練習器具 | ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp) 12,100円(税込)
ダイヤスイングVSは、ヘッドスピードに応じたタイミングで音が鳴る仕組みの練習器具です。
スイング中に「カチッ!」と音が鳴るタイミングで、最適なスイングができているかの確認ができます。ヘッドスピードは、10m/sから50m/sまでの設定が可能です。
音が鳴る特徴を利用すれば、スイング調整に活用できます。
インパクト前に鳴ればヘッドの返りが早くダフリが生じ、インパクトよりも後に鳴ればヘッドが遅れスライス気味になるといった症状が発生します。インパクトの位置で鳴れば正確に打てている目安になるので、微妙なスイング調整にも活用できるでしょう。また、音設定の範囲が幅広いため、10m/sと低い設定にすればアプローチ練習にも使用できます。
プロゴルファーも使用するなど、上級者からの評価も高い練習器具です。
体重移動とリズムの実践練習に役立つ器具
体重移動をしっかり行わないと、スイング軌道が安定せず、飛距離や方向性にも影響がでてきます。
しっかりと体重移動をするための道具として、以下の器具を試してみてください。
Fire Impact(ファイヤーインパクト)2,420円(税込)
Fire Impactは傾斜面に足を置くことで、余計な体重移動を防げる練習器具です。
右足の下に置けば、バックスイングで身体が右にスウェーせず、トップで溜めた力が逃げにくくなります。反対に左足の下に置けば、ダウンスイングからフォローまで身体が起き上がることなく、インパクトでボールに最大限の力を伝えることが可能です。
リズムに合わせてタイミングよく踏み込む使い方ができるなど、ひとつの道具でタイミングとリズムふたつの調整が効く一石二鳥の練習器具です。
自宅で練習するための環境整備について
自宅にどこまで練習設備を設置できるかは、設置スペースなどの条件にもよります。
ここでは、室内と屋外での練習設備や環境整備について解説します。
自宅に練習場を作る方法
自宅に練習場を作るとなると、何から始めたら良いか、わからないことも多いのではないでしょうか。
設置スペースや用意する器具、設置にかかる費用も考えなければなりません。
ただ最近はインターネットでも設備に関する情報を楽に集められるため、自宅環境さえ把握できれば、比較的設置も簡単にできるようになるでしょう。
室内での作り方
まずは、室内で練習環境を整えたい場合に何が必要かを考えていきましょう。室内ではスペースが限られるので、クラブを振っても大丈夫かどうか、部屋の高さや広さを確認してください。
参考として、以下、一般的な6畳のサイズとクラブを振る際に必要なサイズについてまとめてみました。
一般的な6畳の場合(縦3.6m×横2.7m×高さ2.5m)
クラブ | サイズ(例:身長170cm) |
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ドライバー | 長さ4m×幅2m×2.5m |
SW(サンドウェッジ) | 長さ3.7m×1.7m×2.3m |
6畳の場合、ドライバーを振ると壁に当たる可能性が高いため、使用は控えたほうが良いでしょう。一方、SWでの練習なら、なんとかスイングはできそうです。
ただ、安全面を考えると、アプローチ練習に対応した設置がおすすめといえます。
必要な練習器具(アプローチ用)
道具 | 器具(クリックで外部サイトへ移動します) |
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ネット | ・アプローチ名人| ダイヤゴルフ ・ダイヤアプローチセット462 | ダイヤゴルフ |
マット | ・2WAYアプローチパンチャー | タバタゴルフ ・藤田タッチマット | タバタゴルフ |
ボール | ・練習用ボール |
部屋には、パターマットも用意してみましょう。アプローチとパター練習を行えば、5〜10打ほどスコア改善が期待できます。
おすすめパターマット:SUPER-BENTパターマット SB45-300パターマット工房
屋外での作り方
自宅の駐車場や庭、倉庫などに広いスペースがあれば、ネットの設置を検討してみてください。ネットを設置すれば、ドライバーやフェアウェイウッドといった長いクラブも練習できます。
必要な練習器具
道具 | 器具(クリックで外部サイトへ移動します) |
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ネット | 据え置き式 ・省スペース型ゴルフ練習ネット (shop-pro.jp) 折りたたみ式 ・ゴルフ練習ネット GT-700|南榮工業株式会社 (nan-ei.net) |
マット | ・2WAYアプローチパンチャー | タバタゴルフ ・ ヘビープロレンジマットIII 150cm×100cm (shop-pro.jp) ・ゴルフ傾斜ショットマット| Hills ヒルズ (hillsgolf.net) |
ボール | ・ロストボール(不要になったボールでも可) ・ウレタンボール |
撮影用の三脚 | ・スマホスタンド |
弾道計測器 | ・(ユピテル)|GST-7BLE|ゴルフスイングトレーナー| ・ガーミン| APPROACH R10 |
マットは足場までの広いタイプ、もしくは室内用のマットでも十分練習できます。
余裕があるなら、傾斜のついたアドレス用マットの購入も検討してみてはいかがでしょうか。
ボールは騒音で近所迷惑にならない限りは、コースボールでも大丈夫です。ボールがもったいない場合は、不要になったボールを使用しましょう。
もし、まだスペースに余裕があるときは、動画撮影用の三脚や弾道計測器も検討してみてください。自分のスイングを録画しスイング解析を行うことで、感覚頼りではなく、客観的な分析ができます。
ネットの自作方法
ネットは据え置き式と折りたたみ式が販売されていますが、価格にすると3〜5万円ほどします。
もし、時間があり予算を抑えたい場合は、自作ネットを作ってみてはいかがでしょうか。
自作ネットの予算(あくまで目安です)
必要な道具 | 価格 |
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ネット(2m×2m) | 6,000~8,000円 |
フレームパイプ 10~12本 | 3,000~5,000円 |
ジョイント部分(エルボー)8~10個 | 500~1,000円 |
各パイプをジョイントでつなぎ合わせることで、四角形状にしていきます。そのとき、ジョイント部品の径とパイプ径が合うようサイズは間違わないようにしてください。組み立てが終わったら、ネットをつないでいきます。その際も、ショットでズレ落ちないよう、しっかりと結ぶことが重要です。
結び方参考サイト:ネットの取り付け方、張り方、繋ぎ方 – 土谷ロープはロープの専門店です。 (wire-rope.jp)
材料はホームセンター、もしくはゴルフネット用の専門店で入手できます。トータル2万円ほどで揃えられるはずですので、DIYに興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
自宅でできるゴルフ練習方法と器具の選択
練習したい項目ごとに必要な練習方法と、器具の選び方を具体的に解説します。
- スイング練習と必要な器具の選び方
- パター練習と必要な器具の選び方
- アプローチ練習と必要な器具の選び方
自宅環境にもよりますが、室内・屋外両方で使える器具も多く発売されています。
スイング練習と必要な器具の選び方
スイングを固めるためには、スイングフォームの矯正に重点をおきましょう。
それにはクラブ軌道を安定させ、インパクトの再現性を高める必要があります。ほどよいしなりを感じながら正しい切り返しができれば、安定したスイングを身につけられるようになるでしょう。
練習に必要な道具としては、タイミングやリズムを取れる器具がおすすめです。
以下、音でタイミングを知らせてくれるタイプや、クラブの重さを感じながらリズムを取れるタイプの器具を紹介します。
ダイヤスイング527 スイング練習器 | ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp)10,450円(税込)
出典:ダイヤゴルフ
スイングすると「カチッ」と音がするタイプの練習器具です。
音が鳴るタイミングをヘッドスピードごとに設定できるため、フィニッシュまでのクラブ軌道や力の入れ方が身につきます。
音の設定は先端のダイヤルで調整可能です。ヘッドスピードが15m/sから設定できるため、ドライバーからアプローチまで、すべてのスイング練習に活用できます。
M-270パワフルスイング GF80|ライト (golflite.co.jp)6,380円(税込)
出典: ライト株式会社
バット式のスイング練習器具です。
長さは80cmと短いながらも重さが約650gあり、ドライバーの約2倍弱の重量を感じられます。力任せに振るとスイング軌道も狂うため、重さを感じながら振ることが重要です。重量を感じたままスイングできれば、最適なスイングリズムが身につきます。
重さを生かした素振り専用の練習用器具として使ってみてはいかがでしょうか。
パター練習と必要な器具の選び方
パターはスコアの約40%を占めるなど、スコアメイクの鍵を握る重要なクラブです。
練習自体は場所を取らずにできるので、1〜2mあればどの住まいでも実践的な練習ができます。練習に必要な器具はパターマットや方向性の確認が行えるレールを揃えてみましょう。パターマットがなければ、遅いグリーン用の練習になってしまいますが、じゅうたんやカーペットでも代用可能です。
練習でチェックする点は、距離感と方向です。とくに1〜2mの距離を決められればスコアもだいぶ変わってくるので、できるだけ正確に打てるよう意識して練習しましょう。
以下、タッチを合わせるのに最適なマットと、正確に打つための器具を紹介します。
SUPER-BENTパターマット|SB45-300|パターマット工房4,280円
出典:パターマット工房
フラットで肌触りもよく、上質なベント芝を再現したパターマットです。
芝は順目と逆目両方の練習ができ、順目だと9フィート、逆目だと8フィートの早さを体感できます。付属の「距離感マスターカップ」はカップと同じ10.8cmの大きさを再現し、30cmオーバーのタッチを養えることもできます。
柔らかさと弾力、外に響かない防音性も備えたパターマットです。
パットチェッカー パター練習器 | ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp)1,650円(税込)
出典: ダイヤゴルフ
パッティングストロークの確認ができる練習器具です。
正しくストロークができればレールから落ちずに転がりますが、少しでも方向がずれると左右に曲がってしまいます。ストレートに打ち出すためにはフェースの向きも重要であるため、ストロークだけでなく、フェースを安定させるのにも効果的な器具です。
アプローチ練習と必要な器具の選び方
ショートゲームでは、ミスなくピンに寄せられる技術が求められます。
プローチ練習では、ピッチショットやランニングといったさまざまな技術を練習しましょう。自宅でなら省スペースでの練習も可能です。
練習に必要な器具は、ターゲットのついた簡易ネットやラフを想定したマットを用意してください。折りたたみ式の器具も多く販売されているので、場所を取ることもありません。
ダイヤアプローチセット462 アプローチ練習器 | ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp)6,600円(税込)
出典:ダイヤゴルフ
マットとターゲットネット、スポンジボールがセットのアプローチ用マットです。
マット・ネットともに折りたたみ式なので、置き場所にも困りません。ボールはスポンジなので、ケガや家具の損傷も心配せずに練習できます。
マットにはラインが入っており、ロブショットやランニングなど、さまざまなアプローチが習得できます。
滑り止めなのでフローリングでも使用可能なマットです。
2WAYアプローチパンチャー | GV0260 | タバタゴルフ (tabata-golf.com)3,960円(税込)
出典:タバタゴルフ
フェアウェイとラフ、2種類の練習が可能なマットです。
通常のマットは打ちやすいようにフェアウェイの設定が多いため、ラフからの練習が不足しがちです。このマットではラフからの練習もしやすいよう、芝を抵抗感のある長さに設定しています。
ユーティリティやアイアンショットにも対応しているので、室内だけでなく、屋外でも活用できる練習器具です。
自宅でオンラインレッスンを活用する方法
雑誌やネットを見るとさまざまな練習方法があふれており、自宅練習にも十分活用ができます。
しかし、一人で練習を続けていると、ときには迷うことがでてくるかもしれません。そうしたときに便利なのが、オンラインレッスンです。オンラインレッスンでは悩みの相談や、スイング動画を送ってアドバイスを受けることもできます。
もし、一人での練習で迷った時はオンラインレッスンを検討してみてはいかがでしょうか。
オンラインゴルフを実施しているレッスン
レッスン講座名 | 特徴 |
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ゴルフディア | (golfdia.net) | ・Zoomを使用したレッスン ・LINEコンサルティングによるスイングチェック ・レッスン動画が見放題 ・質問回数が無制限 |
横峯さくらゴルフアカデミー|(spotomo.com) | ・コーチは女性コーチのみ ・アプリを利用したオンラインレッスン ・自分だけのオリジナルメニュー ・チャットで気軽に質問可能 |
祐天寺ゴルフスタジオ|(yutenji-golfstudio.jp) | ・悩みやスイング動画に対してビデオレターを返信 ・アプリとセンサー技術を利用したレッスン ・スイング比較やペン入れ編集ができるチェック機能 ・センサーを使った弾道解析が可能 |
室内で効果のあるアプローチ練習法
室内ではドライバーなど長いクラブの練習が難しいため、アプローチやパター練習が中心になります。
そこで、ここではアプローチ練習に焦点を当てて、効果的な練習法に注目していきます。
- マットを利用したアプローチ
- ターゲットを活用したアプローチショット
マットを利用したアプローチ
1つ目はマットを使用した練習方法です。
じゅうたんやカーペットでもアプローチ練習はできますが、摩耗したり傷をつけたりするリスクを防ぐためにも専用マットを使いましょう。その際は、どのように打てば正確に当たるかを確認できるマットがあれば、1回ずつチェックしながら練習ができます。
藤田タッチマット | GV0287 | タバタゴルフ (tabata-golf.com)3,300円(税込)
出典:タバタゴルフ
藤田タッチマットは、打ったときにソール跡が残るマットです。
中央ラインの左にボールを置くことで、打った際、狙ったところにヘッドを落とせているかの確認ができます。ダフリやインパクトのズレが確認でき、スイング軌道の改善ができるマットです。
ターゲットを活用したアプローチショット
2つ目はターゲットを活用したアプローチ練習です。
ターゲットがあると、狙いを定めて集中力が増すといった効果が望めます。ターゲットの高さを変更できる器具なら、アプローチショットのバリエーションも増やせるでしょう。
アプローチ名人 アプローチ練習 | ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp)6,380円(税込)
出典: ダイヤゴルフ
高さに応じたアプローチ練習ができる練習器具です。
ピッチショットやランニングの練習など、4種類の高さが設定できる「ショット別練習ターゲット」が付属でついています。裏面には衝撃吸収のダブルメッシュを使用。折りたたみ式になっているので、収納にも困りません。
アプローチのバリエーションを増やせる器具です。
練習器具を使い、室内でゴルフを上達させるポイント
練習器具を使えば、通常の練習よりも効果的な練習ができます。
以下、器具を使って上達するためのポイントについて解説します。
- スイング練習のコツ
- 日本製の練習用具を使った練習法
スイング練習のコツ
スイングでは「リズムとヘッドスピード」「下半身リード」「正しい軌道」を意識することが重要です。
そのためには、以下、3つの練習器具の使用をおすすめします。
- リズムよくヘッドスピードを上げたいなら「1SPEED エボリューション」
- 下半身リードを意識したいなら「ダイヤPRO スイングベルト」
- スイング軌道の確認なら「i-PLANE(アイ・プレーン)」
1.リズムよくヘッドスピードを上げたいなら「1SPEED エボリューション」16,500円(税込)
出典:elite grips – One Speed System
しなりを感じながら振ることで、ヘッドスピード向上につなげられる練習器具です。
グリップが両側についており、バランサーでしなるポイントが変わります。重さを感じ、リズムよく振らないとうまくしならないため、スイングリズムの調整と飛距離向上に効果があります。
用途に応じて重さや長さが選べるため、初心者から上級者まで幅広いゴルファーが使える練習器具です。
2.腰の捻転を保ちたいなら「ダイヤPRO スイングベルト」13,200円(税込)
出典:ダイヤゴルフ
ベルトの頂点が腰の中心位置になるように巻くことで、スイング中、自分の腰がしっかり回転できているかの確認ができます。
目安はトップの位置では45°右側、インパクトは正面より若干左側を向きます。
トップで決まった右45°の位置からダウンスイングを開始すると、下半身→上半身→腕の順番に体が動き、下半身リードのままインパクトにつなげることが可能です。
繰り返し使っていけば、飛距離アップに必要な腰の動かし方を身につけられます。
3.スイング軌道の確認なら「i-PLANE(アイ・プレーン)13,200円(税込)
出典:Amazon
置き方で、さまざまなスイング軌道が身につく練習器具です。
垂直に置けばストレート軌道、左右にずらすとフェードやドローを意識したスイング軌道の練習ができます。弧を意識した「IN to IN」のスイングが身につくので、手ではなく、身体全体を使ったスイングが身につきます。
連続素振りも効果がある
連続素振りは、テイクバックからフォロースルーまで同じ軌道で繰り返し振る練習方法です。
クラブの軌道を反復運動することで、安定したスイングを身に付けることができます。
どのクラブでも練習できますが、長いウッド系だとしなりも感じられるのでおすすめです。
日本製の練習用具を使った練習法
ゴルフショップに行くと、多くの練習器具が販売されており、その多くは国内メーカー製であることがわかります。そこで、代表的なメーカーの練習器具をピックアップしてみました。
日本のゴルフ練習器具メーカー |
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1.タバタゴルフ(tabata-golf.com) |
2.ヤマニゴルフ 公式ウェブストア | ゴルフウェア・バッグから練習器具 (yamanigolf.jp) |
3.ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp) |
1.藤田コアスイング (GV0233)| タバタゴルフ(tabata-golf.com)14,300円(税込)
出典:タバタゴルフ
空気抵抗を感じながらスイングを安定させる練習器具です。
色分けされたブレードの動きを確認しながら振ることで、フェースローテーションを意識したスイングが身につきます。ただし空気をうまく逃がさないと、スムーズに振れずフェースローテーションができません。正しいフェースローテーションを身につければ、正確性やミート率のアップも期待できます。
折りたたみ式で傘のように開閉でき、収納も簡単な器具です。
2.「クイックマスター」コネクトボールⅡ|YAMANI(ヤマニ) 3,300円(税込)
出典:ヤマニゴルフ
下半身のムダな動きを抑えて、スムーズな体重移動を習得できる練習器具です。
両足に挟んでスイングすることで、スウェーや余計な動きを防止でき、正しい捻転によるスイングが習得できます。
また、上半身と下半身とのバランスが整うため、体感を意識したスイングも自然と身につけられる練習器具です。
3.「AIの手」|ダイヤゴルフ (daiya-idea.co.jp)8,800円(税込)
出典:ダイヤゴルフ
フェース面を確認しながらスイング練習ができる器具です。
面に合わせて装着することで、スイング中もフェースコントロールができているか確認できます。
フェース面が手前に来るので、視覚的に見やすいといったメリットもあります。
自宅でゴルフ練習におすすめのアイテムとその選び方
練習器具は、スイングの矯正や反復練習に役立つアイテムが豊富にあります。
間違って必要のないアイテムを買うと置き場所にも困るので、自分に必要だと思うアイテム選びをしていきましょう。
- ゴルフ練習アイテムの選び方
- 人気のゴルフ練習アイテムを選ぶ理由
練習に活用できるおすすめアイテムとその選び方を解説します。
ゴルフ練習アイテムの選び方
アイテム選びの際に注目したい点は「練習に役立つかどうか」です。
気になったアイテムを購入したはいいけど「使い方がわからない」や「自分には必要なかった」となれば、お金もムダになり置き場所にも困ります。購入の際は練習に必要かどうかで判断するようにしましょう。
スイング軌道の矯正が目的か、アプローチのバリエーションを増やすのが目的か、用途によって必要なアイテムは変わります。また予算内で買えるかどうか、価格を見極めることも大切です。
価格別に見る自宅練習向けゴルフ器具の選び方ガイド
予算に限りがある場合、しっかりと計画を立てていきましょう。練習器具が多いと目移りしてしまい、練習量が減るといった悪影響もでてきます。
表では、この記事で紹介している練習器具を価格ごとにまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。
価格 | 練習アイテム(税込) |
---|---|
1,000円以下 | ・ショットセンサー MIX | GV0338 | 330円 |
1,000~3,000円 | ・パットチェッカー 1,650円 ・Fire Impact(ファイヤーインパクト) 2,420円 ・三角先生 Fit | GV0366 | 2,750円 |
3,000~5,000円 | ・藤田タッチマット 3,300円 ・「クイックマスター」コネクトボールⅡ 3,300円 ・2WAYアプローチパンチャー 3,960円 ・SUPER-BENTパターマット 4,280円 ・トルネードスティック 4,840~5,280円 |
5,000円~10,000円 | ・アプローチ名人 6,380円 ・M-270パワフルスイング GF80 6,380円 ・ダイヤアプローチセット462 6,600円 ・Danact スイングトレーナー 7,980円 ・「AIの手」|ダイヤゴルフ 8,800円 |
10,000円以上 | ・ダイヤスイング527 10,450円 ・ダイヤスイングVS 12,100円 ・ダイヤPRO スイングベルト 13,200円 ・i-PLANE(アイ・プレーン) 13,200円 ・藤田コアスイング (GV0233) 14,300円 ・1SPEED エボリューション 16,500円 ・GST-7BLE|ゴルフスイングトレーナー| 18,700円 |
人気のゴルフ練習アイテム5選と選ばれる理由
練習アイテムのなかでも人気のある製品に共通することはなんでしょうか。
それは「簡単に使用できること」と「コストパフォーマンスの良さ」です。
多少高くても、自分に合うと感じる製品には、やはり人気が集まります。以下の製品にも共通した点がありますので、注目してみてください。
人気アイテム5選
製品名 | 価格(税込) |
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三角先生 Fit | GV0366 | タバタゴルフ (tabata-golf.com) | 2,750円 |
ショットセンサー MIX | GV0338 | タバタゴルフ (tabata-golf.com) | 330円 |
トルネードスティック | 4,840~5,280円 |
Yupiteru(ユピテル)|GST-7BLE|ゴルフスイングトレーナー| | 18,700円 |
Danact ゴルフ練習器具 スイング 素振り スイングトレーナー | 7,980円 |
三角先生 Fit | GV0366 | タバタゴルフ (tabata-golf.com)¥2,750(税込)
ボディーターンが身につく練習器具です。
両腕を差しこんだ三角形の形を保つことで、理想的なボディターンが修得できます。サイズ調整も簡単です。空気の注入量でサイズが調整でき、腕の長さや体格関係なく、誰にでもフィットします。
空気を抜けばコンパクトになるので、持ち運びにも便利です。
ショットセンサー MIX | GV0338 | タバタゴルフ (tabata-golf.com)¥330(税込)
ボールがフェースのどこに当たったか、ひと目で確認できるステッカーです。
ドライバーとアイアン2種類に対応したステッカーが同封されており、それぞれ8ショット分、全部で16ショットの打点が確認できます。
価格も安いので、まとめ買いしてもいいかもしれません。
トルネードスティック 4,840~5,280円
出典:タバタゴルフ 写真はショートタイプ(ソフトタイプ)[GV0232 SS]
しなりと重さを利用して、リズムやタイミングを養う練習器具です。
長さと固さで4種類にわかれます。ロング・ハードタイプを使うと実際のクラブに近いイメージができ、スイングに必要な身体の使い方がわかります。ショート・ソフトタイプはリズムをつかんで、インパクトのタイミングを身につけるのに役立ちます。
身体がかたく、シャフトのしなりを上手く使えない人におすすめの器具です。
Yupiteru(ユピテル)|GST-7BLE|ゴルフスイングトレーナー|18,700円 (税込)
レーダー式の弾道測定器です。
高精度でヘッドスピード・ボールスピード・ミート率・推定飛距離の計測ができます。
設置も簡単で、ボール飛球線後方に置くだけで計測が可能です。スマホアプリ(iPhoneのみ対応)と連動でき、Bluetoothを利用すれば、スマートフォンやタブレット、パソコンでも管理ができます。
重量は110g、1日1時間の使用で約2週間稼働します。
Danact ゴルフ練習器具 スイング 素振り スイングトレーナー¥7,980
出典:Danact
プロゴルファーも使用するスイング練習器具です。
スイングの際にしなりを感じながらタメが作れるので、使用を続ければ、自然とヘッドスピードを上げることにつながります。また正確なインパクトでしか音が鳴らない仕組みとなっており、スイング中、力の入れどころが感覚で身につきます。
夜でも練習できる静音タイプ。81cmと室内でも使える長さのため、6畳の間取りでも広さを気にせずスイングができます。
自宅用ゴルフシミュレーターで実践できる練習
自宅のスペースに余裕があれば、シミュレーターの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
シミュレーターは金額も高く一般的には手が出しにくいといわれていますが、飛距離や弾道などの解析機能がついており、以下のトレーニングに役立ちます。
- 飛距離のチェック
- アプローチショットの距離感トレーニング
- ボールコントロール
それぞれの特徴を解説します。
飛距離のチェック
クラブごとの飛距離チェックが可能です。
シミュレーターでは高性能のセンサーが搭載されており「ボール初速」「スピン量」「打ち出し角度」などさまざまなデータが取れます。ドライバーからアイアンまですべてのクラブを測定でき、高い精度で自分の飛距離を把握できます。
アプローチショットの距離感トレーニング
シミュレーターには、練習場モードやラウンドモードなど、複数の練習モードが搭載されています。
そのなかのアプローチ用モードでは、好きな距離からの練習やターゲットを狙ったゲーム性を備えたモードを体験できます。
自宅にいながら距離感のトレーニングを積むことが可能です。
ボールコントロール
シミュレーターでは、スピン量やクラブ軌道といったさまざまなデータを計測できます。
ボールの曲がり幅や上がり具合を数値で確認でき、フェードやドローなどの細かい曲がり幅も計測可能です。具体的な数字がでるため、ボールコントロールを身につけたい人には最適な機器といえます。
クセの把握や弱点の改善にもつなげられるといった、試行錯誤しながら練習できる点も特徴です。
シミュレーターに興味がある方はこちらも合わせてどうぞ
→ゴルフ弾道計測器の比較とおすすめの機種を紹介します | NERD GOLF←
初心者は注意して!自宅でゴルフ練習をする際のリスクと対策
自宅練習はメリットもありますが、注意すべきこともあります。ここでは自宅練習の注意点と、リスク回避の方法を合わせて解説します。
- 自宅で練習を始めるリスク
- 最寄りのゴルフスクールを活用しよう!
自宅で練習を始めるリスク
- ショットの良し悪しが把握しにくい
- 近所迷惑になるかも
1.ショットの良し悪しが把握しにくい
自宅だと、練習内容からショットの判断まですべて自分で決めなければなりません。
そのため、仮に練習方法が間違っていたとしても、それに気付けず悪いスイングが身につく可能性も考えられます。たとえ途中で間違いがわかったとしても、修正するまでに時間がかかり、かつ自己流のため修正方法が正しいかの判断も難しくなるでしょう。
2.近所迷惑になるかも
室内ならまだしも、屋外で練習をすると、ショットの音で近所迷惑になる可能性があります。とくに夜だと音も響くため、近所との付き合いが良好でない場合は、クレームを受けることも考えられます。
最寄りのゴルフスクールを活用しよう!
もし独学での練習に行き詰まった場合は、ゴルフスクールを活用してみてはいかがでしょうか。
スクールを活用すれば、第三者から見たアドバイスが受けられます。自分で気付かないこともプロ目線で見れば解決することも多く、効率よく練習ができるでしょう。
通うのが困難な場合は、オンラインレッスンもおすすめです。オンラインと店舗と併用できるレッスンもありますので、練習で悩んだときは、客観的に判断してくれる人にアドバイスを受けることも検討してみてください。
自宅ではなく本格的な器具や計測器で練習したくなったら、ぜひNERD GOLFへ
NERD GOLFは千葉県流山市に2022年5月オープンした「SHOP・工房一体型」インドアゴルフ練習場です。
日本のインドアゴルフ施設にはほとんどない「時間貸し」にて営業しており、リーズナブルな価格で「Track Man」と「GC Quad」を体験できます。
Track Man(トラックマン)を利用したレッスン
スイングにお悩みなら、トラックマンでスイング診断をしてみませんか。
トラックマンは最新のレーダー技術を搭載した高性能弾道計測器です。30以上の測定項目から必要なデータを抽出・解析し、スイング改善に生かすことができます。
NERD GOLFでは資格を持ったプロがこれらのデータを活用し、あなたのスイングを細かく分析、必要なスキルアップの方法やおすすめドリルを提案いたします。
従来とは違う、新しい形のレッスンが体験できますので、練習方法やスイングでお悩みの方はぜひNERD GOLFにご相談ください。
弾道測定器の利用だけでもOK
弾道計測器 | 利用料金(税込)/1時間 |
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Track Man(トラックマン) | 3,300円 |
GC Quad(ジーシークワッド) | 2,200円 |
NERD GOLFでは、レッスン以外に弾道計測器だけの利用もできます。
料金も会員制ではなく1時間からの時間利用が可能ですので、予定が空いたときや、練習がしたいときにいつでも利用できます。
もし、練習機器の使い方がわからなくてもご安心ください。これらの機器は測定項目が多く、すぐに理解できない部分も多数あります。
NERD GOLFではスタッフが常駐しており、質問の際には各種項目の数値を丁寧に説明させていただきます。ご来店してもストレスなく練習できるように努めますので、安心してご利用ください。
また別途料金になりますが、クラブ診断も行っております。トラックマン認定士がご自身にあった最適なクラブを提案いたしますので、クラブでお悩みの際もぜひご相談ください。
住所 | 〒270-0137 千葉県流山市市野谷118-12 |
電話番号 | 080-7946-1034 |
アクセス | つくばエクスプレス/東武アーバンライン「流山おおたかの森駅」よりバス5分 |
営業時間 | 全日 13:00~22:00 定休日:水曜日 |
打席数 | 3打席 |
料金 | レッスン(1時間) PGAレッスンプロ 11,000円(税込) NERD GOLFアドバイザー 5,500円(税込) 計測機器(1時間) 1階Track Man 3,300円(税込) 2階GC Quad 2,200円(税込) |
体験 | 〇 |
フリー練習 | 〇 1時間2,500円~ |
レンタル | 〇(クラブ) |
公式サイト | NERD GOLF(ナード ゴルフ)流山店 |